2004年10月03日

メイド喫茶

「おかえりなさいませ。ご主人様」にっこり笑ってメイド服を着た女の子が、私たちを出迎えてくれる。店内に一歩足を踏み入れると、そこにはなんともいえない世界が広がる。一見すると普通のカフェ。しかしたっぷりとしたひらひらのレースのカーテンに、壁にはいくつもの天使の絵画。そして音楽はというと多少大きいボリュームでクラシックがかけられている。メイド服の彼女は、いそいそと私たちを席に案内してくれる。席につき周囲を見渡すと、平日の二時過ぎという中途半端な時間にも関わらず、席は結構埋まっている。客は皆男性だ。端の席の二人連れ以外、皆一人で来ているようだった。パソコンに向かってなにやら文字を打っている者、携帯片手にメールしている者、週刊誌を食い入るように眺めている者・・・。しかし、皆一様に落ち着かない。一見何かに熱中しているように見えるが、どうやらそうではないらしい。その理由はメイドが注文を取りにきたときに明らかになった。メイドが側を通るたび、それらの視線はふわふわ動く。彼らはメイド服の店員に対して意識的に目を向けない。しかし、全く見ないわけではなく、モノに隠れてちらちら見る。彼らは決してダイレクトにいやらしい視線を投げかけたりしない。それがこのメイド喫茶の暗黙のルールであることを私たちは感じ取った。
「チリンチリン」 鈴がなった。 「はい、ご主人様」
素早くメイドの一人が反応してそのテーブルへ向かう。この店は大して広くない。むしろ狭いほうである。それにも関わらず、どの客も店員を呼ぶときは、この天使の羽をモチーフにした呼び鈴を鳴らす。他の喫茶店でありがちな、「おい」、「ちょっと」などとは決して言わない。
 これはまさに客と店員の両者が生み出す世界である。店員はメイド服を着て、客を「ご主人様」と呼び、つつましさを表現して、まさに“メイド”になりきるのだ。それに対して、客がいかにも“ご主人様”を演じることで、メイドの地位を確保するのだ。さらにそれに加えて、この店の演出も一役買っているだろう。砂糖と氷はハート型、あらゆる食器は天使で統一されているのである。メイド喫茶では、今の社会にはびこる、短ければ、露出が高ければ「性」という方程式は通用しない。しかし見る側に「萌え」という形の「性」は存在する。もちろん着る側もそれを意識して、バイトを免罪符にしてメイドになりきっているのだろう。


これ、まだ完成じゃないけどとりあえず書いたから載せてみた。インタビューなしだと、やっぱり自己論みたいになって説得力が欠けるねんけど、どう思う?考察は、結構奥本くんの意見を使わせてもらいました☆なんかもっとうまい具合に書けないかなぁ。。このあと多分自然な流れにしてコスプレ焼肉続けるねんけど、書いたらまた載せます☆
posted by なおみ at 00:28| Comment(2) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
確かにインタビューないから何が伝えたかったのかはっきりせんね。何かいい案はって考えてるんやけどm(_)mあと客の説明のとこ少し削っていい気がするわ!ちと長すぎるかなって感じた。かず君のブログ見て私も考えてみたんやけどファッション系のことを書く必要はないんかなって気がしてきた。コミケのとこで貴嶺ちゃんがロリータのことと社会の目について話てくれてるからそこから終わりの結論につなげたらいいんじゃないかな?
Posted by まなみ at 2004年10月03日 19:58
『おかえりなさい。ご主人様 』

「おかえりなさいませ。ご主人様」にっこり笑ってメイド服を着た女の子が、私たちを出迎えてくれる。店内に一歩足を踏み入れると、そこにはなんともいえない世界が広がる。一見すると普通のカフェ。しかしたっぷりとしたひらひらのレースのカーテンに、壁にはいくつもの天使の絵画。そして音楽はというと多少大きいボリュームでクラシックがかけられている。メイド服の彼女は、いそいそと私たちを席に案内してくれる。席につき周囲を見渡すと、平日の二時過ぎという中途半端な時間にも関わらず、7,8個あるテーブル席は結構埋まっている。客は皆男性だ。端の席の二人連れ以外、皆一人で来ているようだった。パソコンに向かってなにやら文字を打っている者、携帯片手にメールしている者、週刊誌を食い入るように眺めている者・・・。
しかし、皆一様に落ち着かない。一見何かに熱中しているように見えるが、どうやらそうではないらしい。その理由はメイドが注文を取りにきたときに明らかになった。メイドが側を通るたび、それらの視線はふわふわ動く。メイドがカップにコーヒーを注ぐしかし彼らはメイド服の店員に対して意識的に目を向けない。しかし、全く見ないわけではなく、モノに隠れてちらちら見る。彼らは決してダイレクトにいやらしい視線を投げかけたりしない。それがこのメイド喫茶の暗黙のルールである。

『生み出される世界』
「チリンチリン」 鈴がなった。 「はい、ご主人様」
素早くメイドの一人が反応してそのテーブルへ向かう。この店は大して広くない。むしろ狭いほうである。それにも関わらず、どの客も店員を呼ぶときは、この天使の羽をモチーフにした呼び鈴を鳴らす。他の喫茶店でありがちな、「おい」、「ちょっと」などとは決して言わない。
 これはまさに客と店員の両者が生み出す世界である。店員はメイド服を着て、客を「ご主人様」と呼び、つつましさを表現して、まさに“メイド”になりきるのだ。それに対して、客がいかにも“ご主人様”を演じることで、メイドの地位を確保するのだ。
さらにそれに加えて、この店の演出も一役買っている。砂糖と氷はハート型、あらゆる食器は天使で統一されているのである。お互いがご主人様・メイドになりきるような演出がなされた空間である。
 駄目もとで取材したいとの旨を伝えた。突拍子の無い質問に少し、戸惑った様子のメイドは「少々お待ちくださいませ」と奥に入っていった。しばらくして、オーナーらしき女性の人が出てきた。「申し訳ございませんが、当店では取材は全て断っておりますので…」。私たちはプライバシー保護のことや、決して興味本位ではないことを伝えたが、結果は変わらなかった。「当店はコスプレを売りにしているわけでなく、あくまでくつろげる空間を提供させていただいておりますので、そういった個別取材は困るんですよ。他のコスプレ喫茶と一緒にされては困りますので…」。柔らかい口調でそういうと深々とお辞儀をして、奥へ戻って行ってしまった。
 私たちが席を立つと、「行ってらっしゃいませ。ご主人様」と深くお辞儀をし、メイドたちが見送ってくれた。取材も拒否し、徹底した空間をつくっていた店の一歩外に出ると、メイド喫茶とは明らかに異なる普通の風景が並んでいた。
 コスプレ焼肉とは異なり、メイド喫茶では、今の社会にはびこる、短ければ、露出が高ければ「性」という方程式は通用しない。しかし見る側は当然のごとく、徹底的にメイドになりきった女性を目当てにくる。女性もそれを意識して徹底的になりきる。メイド服、メイド喫茶という場所、メイドであることを期待する客の視線、日常の生活。それらが相互に絡み合い、別人格への変身を可能にする。



インタビュー断られたバージョン。かずきのでもいいけどなんか不自然な感じがした。行ったからなのかもしれないけど。なんか、そこまでご主人様とメイドに成りきってる空間なのに、いきなりインタビューに応じちゃったら不自然な気がしたんだよね…。だから、これで不十分なら、この後に別の喫茶に行ったことにして渉サンのことを書いたほうがいいのでは?
Posted by こう at 2004年10月07日 05:09
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Excerpt: 基本的に俺の意見ちゃんとうまく挿入しててくれたし、直すとこは個人的にはなし。 DOキャラットのインタビューちっと付け足して、焼肉コスプレとの違いをちっと入れてみた。量があまったら入れてみてって感じっす..
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Tracked: 2004-10-05 20:49

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Tracked: 2004-10-10 05:54
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